学校は中学からやりたいことをイメージして選ぶもの
30年ほど前に中学受験をしました。今自身が子どもを抱える立場になって、改めて中学受験をさせるかどうか検討を始めるに当たり、当時の様々な思いを思い出すことが多くなってきました。一体幼い頃から詰め込み教育をしてどうするのか、と言う人もいれば、今やっておけば後が楽、と言う方もいるので、自分で考えておかないと迷ってしまいかねません。
大体高校や大学選びのときは、将来何になりたいかぼんやりとでもイメージができ始める時期だと思いますが、中学受験の時は漠然と親の言うとおりにいい学校に上がれば間違いはないという思いでいた気がします。結局幸いに第一志望に受かりましたが、そのまま中高一貫で通っている間に自分の将来像を思い悩むこともなく、大学受験の際も偏差値の高い国立を目指して落ち、私立に通うまであまり主体的に考えることがありませんでした。
ただ回りには中学受験の時から早くから自分の進みたい道を思い描き受験も理系に合格実積のある学校を目指す友人もおり、彼はそのまま研究者として成功しています。一念貫徹はリスクもありますが、モチベーションが格段に違うのを感じました。翻って子どもの話を聞くと、やりたいことがぼんやりと、ながらできてきたようで、それならこうゆう勉強が必要になるんだよ、と言うと自分で目を輝かせてどういう受験をしたいか口にするようになりました。無理をさせて受験させるのは嫌でしたが、一緒に色々考えて必要なら中学受験から夢に向かって走るのも一つの選択肢のように考えるようになってきました。
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